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新型コロナウイルスの影響により、エンタメ業界も大きな打撃を受けて久しい状況です。
そんな中、アーティスト側やライブハウス側も模索や工夫を重ね、昨今では有料ライブ配信がかなり浸透してきました。同時に、音源やグッズの販売、クラウドファンディングの活用など少しでも収益を増やすための活動を行っている状況を見聞きします。

そんな苦境に立たされているアーティストやエンタメ業界を応援したい!そう思っていても、いざ有料サービスを利用しようとすると、料金も支払い方法もさまざまで、利用をためらってしまうという方も多いのではないでしょうか。

今回は”推しを力強く推したい!”と考えている方々に向けて、まずは「投げ銭システム」について紹介します。
さらに、ツイキャス、Amazon ギフト券、PayPal については、具体的な登録方法についても解説しますので、ぜひ記事を読みながら投げ銭を体験してみてください。

投げ銭システムとは

投げ銭といえば、ストリートミュージシャンやストリートパフォーマーのそばに箱や帽子が置いてあって、応援の気持ちとして観客がお金を投げ入れる。そういう寄付の形が元々の意味合いでした。
現在はインターネット上の配信サービスなどに対して応援・称賛・パフォーマンスに対するお礼の気持ちを込めて寄付することを「投げ銭」と呼ぶことが一般的です。
ライブ動画配信サービスに投げ銭システムが導入されていることが多く、視聴者は好きな金額を選んでアーティストに投げ銭を送ることができます。

投げ銭システムが付いたサービス

YouTube

世界最大の動画共有サービス YouTube には「スーパーチャット」
(スパチャ)という名称の投げ銭機能があります。収益化されたチャンネルからのライブ配信中にチャットの¥マークからスーパーチャット、もしくは Super Sticker という有料スタンプを送ることにより投げ銭することができます。

SHOWROOM

小学生にして路上ライブを行い、SHOWROOM の原型を考え出した実業家・前田裕二さんが立ち上げたライブストリーミングサービス。視聴者はアバター(自分の分身キャラクター)としてライブ配信に参加してコメントやギフトを送れる仕組みです。

TwitCasting

手軽にライブ配信できるとして会員登録数も多いツイキャス。Twitter や Instagram などの SNS との親和性も高く人気のあるサービスです。「お茶爆」というアイテムの一部が配信者の収益になります。

17Live

台湾に本社を置く M17 Entertainment が運営するライブストリーミングサービス。
アーティストはアプリ内で「ライバー」として契約し活動を行い、それをファンが投げ銭で応援してアーティストが報酬を得る仕組みです。イベントやオーディションが多く”ファンと一緒に夢を叶える場所”としての魅力を持っています。

ZAIKO

ZAIKO 株式会社の運営する次世代電子チケット販売プラットフォームです。イベント主催者への売り上げ還元率の高さが魅力。アイドルからジャズミュージシャンまで多ジャンルのライブが配信されています。ライブ配信中・アーカイヴ視聴中に使用するデジタルスタンプ式の投げ銭や、上乗せで応援できる「応援投げ銭」といったシステムを導入しています。

note

ブログのようなテキストがメインのサービスではありますが、文章の中で演奏動画や音楽のレッスン動画を配信しているアーティストもいます。有料記事を購入する他、無料記事でも投げ銭を送ってクリエイター、アーティストをサポートすることができます。

Instagram

大人気 SNS、Instagram でも 2020 年秋から投げ銭機能が始まりました。バッジ機能といって、ライブ配信者に送金できるシステムです。

その他の投げ銭方法

アーティスト側も収益を得るために様々なサービスを導入しています。

例えば複数のサービスを組み合わせて、ファンが投げ銭する方法を選べるようにしたり、音楽制作活動の資金にするための口座を公開するなど、寄付への敷居を低くする工夫をしているアーティストが増えています。

そんな中から代表的な投げ銭方法をご紹介します。

Ofuse

ファンレターを送ることにより投げ銭できるサービスです。金額は文字数によって決まります。Twitter や Facebook のアカウントを使って簡単に登録できることや、アーティストにメッセージを届けることができるのが大きな魅力です。

ファンが投げ銭するには、アーティスト/クリエイターが「OFUSE 箱」を導入している必要があります。

Amazon ギフト券

メールで気軽にギフト券を贈ることができるサービスで広く活用されていますが、推しへの投げ銭としても利用できます。

Amazon で普段買い物をしている方なら、比較的投げ銭としても活用しやすいのではないでしょうか。

Paypal

1998 年から開始という長い歴史を持つ決済サービスです。

送金する側も受け取る側も Paypal に会員登録する必要が生じますが、アーティスト側での利用者が多いので、この機会に登録しておくのも良いかもしれませんね。

まとめ

YouTube チャンネルではチャンネル登録者数 1000 人以上、さらに再生時間数の条件をクリアしないと収益化できません。

推しのアーティストの YouTube チャンネルに登録するという小さな一歩もアーティストの支援へと繋がります。

今後も新たな支援の形が増えていくことと思いますが、いま熱いのは気軽に少額からアーティストを応援できる
「投げ銭」サービスです。

ぜひこの記事を参考にして、推しを今まで以上に応援してくださいね!